マネビーの考え方に至るまで~子どもの声が大きい原因はどこにある?~
どうも。大迫です。
前回、子どもたちが落ち着いて過ごせる空間づくりに取り組んだおかげで、
子どもたちは少しずつ穏やかに過ごすことができるようになりました。
ここで新たに出てきたもう一つの課題が、
「声の大きさ」
以前は室内が非常にうるさくて、ひどい時には一日の保育が終わると耳鳴りがしているほど。
声に敏感に反応する子にとっては、しんどい空間になってしまい、
部屋から出ていくことも度々ありました。
そこで、どうにか室内での声の大きさを改善したいと考え、
原因を考えていくと、一つの答えが見えてきます。
【声が大きくなる2つの原因】
その①:大人の声の大きさ
子どもに対して大きな声で指示を出す。
↓
話を聴いてもらおうと子どもが、
大人より大声を出す。
↓
大人は子どもに聞こえるように、
更に大きな声を出す。
こんな風に大人の声が大きいと、大きな声に大き家声を重ねていくことになり、結果としてすごく大きい声で過ごすことになります。
原因その2:話をする距離の遠さ
遠くにいる人に話をしようとすると、どうしても大声を出さないといけなくなります。
そうすると、結果的にあそんでいる子どもの頭の上を大人の関係のない声が通っている状態になります。
子どもに関係のない話や、
近くであそんでいる子とは別の、
遠い場所にいる子どもに指示を出そうとする声は、
あそんでいる子どもたちにとっては騒音にしかなりません。
そこで、室内での大人の声の大きさを見直して次の3つの事を取り入れました。
①必要以上に、一斉に指示を出さない。
②子どもにも、大人にも話しかける時は相手の近くに行き、言葉を手渡すように話す。
③一斉指示を出さないといけない場面は、一度近くに集まってもらい、落ち着いた声で話をする。
以上の3つに取り組み始めると、子どもたちの声は劇的に穏やかになっていきました。
大人の心がけ一つで、子どもたちの声の大きさは変わります。
そして、大声に対して興奮しやすい子どもたちにとっても穏やかに過ごせる空間になり、
部屋を出ていくことが減り、室内で穏やかにあそぶ姿が見られるようになって行きました。
もし、子どもの声の大きさで悩まれている方がおられましたら、まずは大人の声の大きさがどうなっているかを観察して、改善してみるといいかもしれません。
最後に
マネビーでは、あそびを中心として、これから生きていく上で必要な力を養う療育を行います。
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