鬼は追い出す対象か?

どうも。大迫です。

「自分の心の中にいる鬼を追い出そうね」って、保育士をしていた時代からよく耳にしてきました。

子どもたちに追い出す鬼を聞いてみると実にさまざまで面白い。

ありきたりなところでは、

泣き虫鬼や食いしん坊鬼、怒りん坊鬼、忘れん坊鬼など、など、色々な鬼がいます。

僕が今まで聞いた中で、一番面白かった鬼は。

「○○ちゃんを叩いちゃう鬼」

えっ!!

特定の?それは是非とも鬼とかじゃなくてシンプルに辞めて!!ってなりました。

鬼のせいにすな!!

話を戻そう!!

そもそも自分の中の鬼ってなに?

そして、そいつは敵か?味方か?

って、そもそもシンプルに自分の心の中に鬼がいるっていう設定、怖くないですか?

まぁ色々な疑問が生まれてくるわけですが、一番の疑問は。

なぜ、子どもの心にだけ鬼がいるという設定なのか。です。

大人になった瞬間、成人を前に鬼が引っ越しを始めるということなのか?

いやいや、そんなことないでしょ~。

僕の中の忘れん坊鬼は未だに現役バリバリのメジャーリーガー級に第一線で大活躍を続けていますよ。

世間の大人の心の中の鬼は、普通は退治されてるんやろか?

絶対、ないわー。って思うわけですよ。

なのに、子どもにだけ「心の中にどんな鬼がいるかな?」って聞いて退治させるのは、ちょっと都合よすぎませんか?

大人の方がよっぽど強化されて無敵の鬼いますよ。

人から嫌われたくない鬼とか、見栄っ張り鬼とか、出世欲鬼とか、物欲鬼とか、物凄いのいますよ。

子どもの鬼がこれだとして。

大人なんて、これですよ。

どっちを追い出すかなんて、一目瞭然ですよ。

ここまでいくと、強くなり過ぎて追い出せなくなる説が浮上しますが。

そもそも、鬼を追い出す必要があるのかってことです。

泣き虫鬼がいてくれるから、些細な出来事でも敏感に感じて泣くことができる。

忘れん坊鬼がいるから、嫌なこと、辛かったことも忘れて前向きに生きていける。

怒りん坊鬼がいるから、何事にも真剣に怒ることができる。

鬼がいるおかげで、今の自分が自分で居れるんであって、出てくる場面間違って暴走した時に、困るっていうだけです。

ホンマに大事なんは、鬼を追い出すことじゃなくて仲良くしておくこと。

仲良くしてれば必要ない場面では「今は出てくるな~~~。」って抑えられて、必要な時には「今、お願い~。」って都合よく使える強い味方になります。

まさにこんな感じ。

敵対して、追い出そうとするから仲良くなれない。

仲良くなれないから、いつまでたっても困るような場面で出てくるんですよ。

是非とも。

子どもたちには鬼を追い出すんじゃなくて、一緒に仲良く生きていく手段を伝えたいなって思います。

ちなみに、僕の中にいて欲しい鬼NO.1はぶっちぎりで、、。

ラムちゃん

あっ!!

たった今。自分が一番、欲におぼれた鬼だということを知りました、、、。

お・わ・り

最後に

マネビーでは、あそびを中心として、これから生きていく上で必要な力を養う療育を行います。

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