5月13日 結構リアルなお面やん

今日は雨なので、室内でゆっくりと過ごそう。

工作コーナーで支援員が自画像を描き始めたことをきっかけに、子どもも自画像を描くことに。

結構真剣に書いてます。

自画像を描いている時、色鉛筆の肌色がなくなったことをきっかけにしてこんなやり取りが。

子:「色鉛筆の肌色がなくなった」

大人:「そうなんや~。」「黄色とオレンジで描けるで」

子:「そうなん?」「どうやってやるん?」

大人:「最初に黄色を薄っすらと塗って、その後にオレンジを重ねて塗ると」

子:「ホンマや!!」「肌色になった!!」

「俺もやってみるわ」

このやりとりがものすごく大事!!

ない!!ってなった時に、別の方法があることを伝えたり、やって見せる。

そこで、新たな気づきが生まれてやってみたい!!って繋がる。

ない!!ってなった時に諦めたり、新しく買うんじゃなくて、ないならないで作り出す。

そういう思考がこれからの社会に必要になります。

もう一つ、裏話をするとね。

ポイントは薄っすら塗らないといけないってことなんです。

特性がある子がよく言われる課題で、力の調節とか、力加減の課題があります。

薄っすら塗ろうと思うと、どうしても細かい力の調整が必要になります。

これをなんの興味もない場面で訓練のようにやらしても絶対身につきません。

逆に、嫌いになります。

だけど、肌色がない!!っていう状況になって、どうしても必要。

だから、苦手だけど薄っすら塗るとか、力の調整に取り組めるんです。

大人も、子どもも自分に必要なことは頑張るけど、そうじゃないと頑張れません。

子どもが頑張るポイントは様々、だからマネビーでは必要な時に必要なタイミングでお伝えさせていただいています。

細い道を歩く、リンゴの皮をむく。

それもぜーーーんぶ、子どもの発達にとって意味があるって考えば、成長に繋がっていきます。

まぁ、当の本人は楽しく遊んでいるだけですけどね。笑

ちなみに、彼はこのお面をかぶったままスーパーに何食わぬ顔で買いものに行ったそうです。

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