こだわりってなに?(わりと真面目な話)
突然ですが!!質問です。
ご家庭の中で、ご飯を食べる場所って決まっていますか?
朝起きてから、家を出るまでの手順は?
お風呂に入った時の洗う順番は?
ほとんどの人が同じ順番、同じ手順、同じ場所で行っていると思います。
それは、無意識のうちに毎日同じことを繰り返すことが安心できると感じるからではありませんか?
試しに、明日すべての手順を変えたり、場所を変えたりしてみてください。
ソワソワして、なんか落ち着かない気持ちになることでしょう。
発達障害の子のこだわりってなに?
発達障害を持つ子どもには、程度の違いはあれど「こだわり」といわれるものがあります。
※こだわりがない子も大勢います。
色、素材、順番、場所など子どもによっても様々ですが、これは全て自分を落ち着かせるためのものであり、決してわがままではありません。特に発達障害のある子どもたちは変化に対して非常に敏感で、不安に感じやすいです。
そこで、同じことをする → 同じ結果になる。
いつも同じ結果が訪れることが分かるから自分のなかで見通しを持つことが出来て、安心できる。という風に自分で自分を落ち着かせる行動を繰り返します。
【例えるなら】
私たちが海外に行って、言葉も文化も分からない。
そんな中で一つ安心できるような場所や行動を見つけたら、繰り返しますよね。
それと同じです。
こだわりは認めてもいい?
とはいえ、大迫さん!!
こだわりが大事なのは分かるけど、、、。
それを認め続けても大丈夫なの?っていう質問がきそうなので先にお答えします。
大丈夫なこだわりは続けてもいいけど、
大丈夫なじゃないこだわりは、緩めていった方がいいです!!
いやいや、、、。
どっち!!
ってなると思います。なって当然、正解です。
要は、今持っているこだわりを持ち続けると、今後本人が生きづらくなるなら、緩めた方がいいってことです。
緩めるってなに?
こだわりがなくなるということはありませんが、緩くなることはあります。
黄色のasics(アシックス)のこの靴しか履かない!!っていうこだわりがあったとします。
これは今後、生きづらいですよね。
なぜなら、そもそも子どもの時に履いている靴の大人バージョンなんて、ほとんどの場合生産されてないからです。
それなら、少しずつこだわりを緩めて、せめて黄色い靴ならOKとか、アシックスの靴ならOKとか、同じような形ならOK、ぐらいになってくれていると過ごしやすくなります。
こんな風に、最初はものすごく細かい、細かいこだわりでも、
少しずつ、許容できる範囲を増やしてあげる必要があります。
※非常に個人差があるので、焦る必要は全くありません。こだわりを崩してしまうと不安感が強くなるので。
とはいえ、まずは同じ手順で、同じ流れで安心して過ごすということが非常に重要なことになります。
特に小学校や中学校の時期には安心できる大人に認めてもらいながら、
落ち着いて過ごすという経験を積み重ねて欲しいです。
だから、マネビ―では手順を変えない、生活の流れ、場所を変えないという生活を提供します。
最後に
マネビーでは、あそびを中心として、これから生きていくうえで必要な力を養う療育を行います。
マネビ―では、一緒に働いていただける仲間を募集中!!
児童発達支援管理責任者 1名
保育士または児童指導員 1名
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